桃の節句とはいつ?なぜ?由来と意味
(公開日: 2023年4月24日)
桃の節句はいつ?
毎年3月3日は桃の節句で、雛祭りという呼び名でも親しまれています。
端午の節句が祝日であるのに対し、桃の節句は祝日ではないので注意しましょう。
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桃の節句の意味
桃の節句には、女の子の成長を祝ったり、災難に見舞われることなく今後も健やかに成長していくことを願う意味合いがあります。
また、ひな人形には災いを代わりに引き受けてもらったり将来的に幸せな結婚ができるようにという意味があり、毎年飾ることでその恩恵が受けられるでしょう。
桃の節句の由来
桃の節句は、古代中国の上巳の節句(じょうしのせっく)に由来していると言われており、平安時代頃に日本に伝来したと言われています。この上巳の節句の日には、体を水辺で清めて宴会をすることで厄払いをする風習がありました。
その頃、日本では紙・藁でできた人形(ひとがた)に自身の災厄を移して川に流す「流し雛」の文化が形成されていたため、この上巳の節句が定着したと考えられます。
江戸時代に入ると、その頃子女の間で流行していた「ひいな遊び」がこの上巳の節句の行事と結びついて雛人形が生まれ、徐々に雛祭りへと昇華していきました。
この時期に咲く桃の花には魔除けの意味合いがあるとされていたことから、「桃の節句」と呼ばれるようになりました。
桃の節句の日によくあるイベントや行事
桃の節句には各家庭で雛人形・桃の花・ひし餅を飾ったり、ちらし寿司やひなあられを食べるのが定番。しかし、全国的にこの日はイベントも行われており、その様子が度々テレビでも放映されます。
例えば静岡県の「雛のつるし飾りまつり」や徳島県の「元祖阿波勝浦ビッグひな祭り」など、それぞれの地域で華やかに飾られた雛人形はまさに圧巻。桃の節句に合わせて観に行っても良いかもしれません。