大喜利の意味とは?
大喜利の意味
大喜利とは出された題に対して面白い回答をする言葉遊びの一つで、読み方は「おおぎり」です。
出演者・司会者から題を貰って答えるものが多く、バラエティー番組でもよく行われます。
大喜利の語源と由来
大喜利は元々、寄席の最後に行われる演目の余興のことを指す言葉でした。
この「大喜利」とは歌舞伎の言葉「大切り」が元になったと考えられています。
江戸時代の歌舞伎は二部構成になっているのが一般的で、第一部の最終演目を「大詰め」、第二部の最終演目を「大切り」と呼んでいましたが、この最終演目を意味する「大切り」がいつしか寄席の最後に行う演目を指す言葉としても使われるようになりました。
また「客も喜び、演者も利を得る」ということから、「大切り」に「喜利」が当てられ今の「大切り」という言葉ができたと言われています。
大喜利は誰が考えた?
大喜利は与えられた題や写真に対して面白い回答をするものとして浸透していますが、この流れは1996年~1997年にフジテレビ系列で放送されていたバラエティー番組「一人ごっつ」がきっかけで誕生したものだと言われています。
現在は日本テレビ系列の「笑点」やフジテレビ系列の「IPPONグランプリ」などで大喜利が行われていますが、これらの番組もこの「一人ごっつ」がなければ誕生していなかったかもしれません。
大喜利のコツ
大喜利で大切なのは発想力・現実味・スピードの三つです。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
コツ1.発想力
大喜利をする上で、発想力はとても大切です。
頭の回転の良さや柔らかさを求められそうに思ってしまいますが、ポイントを知っていれば瞬時に応えることのできる発想力を身につけられるかもしれません。
押さえておくべきポイントは以下の三つです。
お題を聞いてどのような回答を期待されているか考える
お題の中に含まれている複数のキーワードからそれぞれ連想する
他の人が答えていない部分に着目する
これらを日頃から意識して話を展開できるようにしておくと、大喜利だけでなく仕事でも活かせる可能性があるのでマスターしておいても良いでしょう。
コツ2.現実味
大喜利と言っても、風変わりな回答をすれば良いというわけではありません。
あまりにも現実味がなく聞いている側が共感できない回答だと、その場を盛り上げるどころか微妙な空気になってしまいかねません。
誰もが考えたことのないような回答でも、現実味があればこそ面白みが生まれることを忘れないようにしましょう。
コツ3.スピード
プロでないとなかなか難しいものですが、スピード感もとても重要な要素です。
お題が出た時、聞く側は回答者がどんな回答をするのかわくわくしながら待ち望んでいます。
その時に「何て答えよう」とゆっくり考えていては、その間に聞く側の熱も徐々に冷めていってしまい、いざ答えても全くウケないということになってしまいます。
発想力にも繋がってくることではありますが、頭を柔らかくしてすぐに回答できる発想力を身につければ自ずとスピード感もついてくるでしょう。
大喜利の練習ができるサイトは?
ここでは、大喜利の練習問題を掲載しているサイトをいくつかご紹介します。
大喜利グランプリ
大喜利グランプリはユーザー参加型の大喜利投稿サイトで、お題は毎週出題されます。
回答・ペンネーム・メールアドレスを記載して何回でも投稿することができ、翌週ユーザーによる面白かった回答への投票が行われます。
他の人の回答も見られるので、見るだけでも楽しむことができるでしょう。
大喜利たろう
大喜利たろうも、大喜利を練習するのにとても良いサイトです。
3分以内に回答しなくてはいけないため、短い時間で考える練習ができるというのも大喜利たろうの特徴です。
これまでに回答した回数や点数ごとに順位付けられたユーザーランキングなども見ることができるので、趣味として取り組んでも良いかもしれません。