よかたいの意味とは?使い方やその地域の有名な方言も紹介!
よかたいの意味
よかたいとは熊本地方の方言で、「それでいいでしょう」や「それならいいでしょう」という意味を持つ言葉です。
よかたいの使い方
それならよかたい!
「それならよかたい!」は、「それなら大丈夫だよ」や「それなら問題ないよ!」という意味を持ちます。
あるいはちょっと消極的なニュアンスを持ち「それならまぁいいでしょう」というニュアンスで使うこともあるようです。
そっちの方がよかたい!
「AとBを比べるとAの方が良い」というニュアンスは「そっち(A)の方がよかたい!」という表現で表すことができます。
「絶対にAの方が良いに決まってる!」という全肯定のニュアンスで使うこともあれば「AとBであれば、比較的Aの方がマシ」というニュアンスで使うこともあります。
熊本でその他の有名な方言
よかたい以外に、熊本では以下のような方言がよく使われます。
~ばい
「~ばい」は語尾に使う言葉で「やるばい!」や「行くばい!」という使い方をします。
単に語尾を変化させているというわけではありません。
普通に「やるよ」や「行くよ」というよりも「さぁ、やるよ!」や「今から行くよ!」のように、力を込めたい時に使われる方言です。
ならね~
熊本弁の中でも特に若い人が使う方言が「ならね~」という方言です。
別れ際に使われる方言で「またね~」という意味を持つ言葉です。
すーすーすっ
熊本弁では「この部屋、すーすーす?」という問いかけに対して「うん、なんかすーすーすっ!」という答えを返すことがあります。
この「すーすー」とは「風が通ってすうすうとする」や「なんとなく肌寒いくらいに涼しい」という意味を持ちます。
ただし熊本弁では、語尾の「~~する」という表現を「~~す!」というように省略して言うことがあります。
そのため「すーすーする!」が「すーすーす!」という言い方になるのです。
さしより
さしよりは熊本弁で「まず」や「とりあえず」という意味を持つ言葉です。
たとえば居酒屋などで「とりあえずビールで!」と言うところを、熊本弁では「さしよりビールで!」と表現します。
口語で使うだけではなく、居酒屋ではビールのラベルに「さしより乾杯」と書かれていることもあります。
いっちょん
「いっちょん」は、これ単独ではめったに使わない方言です。
「いっちょん~ない」のように否定の言葉と一緒に使い「全然~ない」や「少しも~ではない」という意味を持ちます。
たとえば「いっちょん分からんばい!」は「少しも分からないよ!」という意味になります。