なんばしよっとの意味とは?使い方や外国人の解釈、その地域の有名な方言も紹介!
なんばしよっとの意味
なんばしよっとは博多弁で、「何をしてるの?」という意味を持つ言葉です。
なんばしよっとの使い方
なんばしよっとは、語尾の高さによって異なる2つの意味を持ちます。
それ、なんばしよっと?
語尾をあげて「なんばしよっと?」と聞く場合は、普通に「何をしてるの?」という意味になります。
たとえば「それ、なんばしよっと?」であれば「それって、どういう作業なの?」や「今は何をしてるの?」という意味になるでしょう。
あんたは、なんばしよっと~!
一方「なんばしよっと!」と怒った調子で言ったり、語尾を下げたりする言い方は、怒っている時に使います。
たとえば子どものイタズラを目撃した時に「なんばしよっとっ!」と言えば「何してるの!やめなさい!」という意味になるでしょう。
子ども相手だけではなく、恋人の浮気現場を目撃した場合などにも使われる表現です。
なんばしよっとを外国人が解釈すると?
英語圏の外国人に対して「なんばしよっと」と聞くと、「None but shot」に聞こえて「発砲あるのみ」と解釈すると言われています。
ただし、そのまま言った場合では勘違いする外国人はほとんどいません。
「shot」は日本人だと「ショット」と発音しますが、ネイティブの場合は「ト」を小さく発音します。
そのため「なんばしよっと」ではなく「なんばしよっ」くらいで言った方が、勘違いする外国人が増えると言われています。
とはいえ、この「なんばしよっとを外国人はNone but shotだと勘違いする」というネタは広く知られていて、友達に聞かれている外国人も増えてきているので、勘違いしてくれる人も減っているようです。
博多弁でその他の有名な方言は?
博多弁では、なんばしよっと以外にも以下のような方言が有名です。
あいそんこそもなか
あいそんこそもなかとは「愛想がない」や「可愛げがない」という意味を持つ方言です。
「愛想もこそもない!」を博多弁での口語にすると「あいそんこそもなか」という表記になります。
あきやすのすきやす
「あきやすのすきやす」も「あいそんこそもなか」同様に、意味の分かりづらい博多弁として有名です。
これは「飽きやすの好きやす」と表記すれば、少し分かりやすくなるでしょう。
「気持ちが冷めやすくて惚れっぽい」や「移り気」という意味を持つ方言です。
「熱しやすく冷めやすい」と似た意味を持ちます。
いっちょんすかん
「いっちょん」は博多弁では「全然~ない」という意味を持つ方言です。
また、「すかん」は「好かない」の博多弁での言い方です。
すなわち「いっちょんすかん」は「全然好きではない」という意味になります。
「俺、あいつのこといっちょんすかん!」は「俺、あいつのことなんて全然好きじゃない!」あるいは「あいつのこと、大嫌いだ!」という意味になるでしょう。