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添削の意味とは?他の類義語との違いも併せて解説

(公開日: 2023年5月13日)

添削の意味とは?

添削とは、文章や答案、作文などを確認し、その段階で足りない文言を書き加えたり不要なものを削ったりして全体の質を良くすることです。

添削という言葉に使われている文字をそれぞれ分解しその意味を見ると「添」は付け加えるという意味で「削」が削るという意味を持っています。

このことから先述した「対象のものをより良いものにするために付け加えたり削ったりする」という意味となりました。

添削の類義語と意味の違い

一般的に、添削という言葉は下記で紹介する類義語と混同されがちですが、意味合いを見るとそれらは全く違った言葉ということがわかります。

校正

校正とは、ゲラ刷りなど何かしらの記事作業の中間段階で行われる文章の確認作業のことです。

具体的に校正の作業を挙げると、文章中の誤字・脱字(英語表記があればスペルミス)の確認、そして表記ゆれや構成、内容に矛盾がないかをチェックして修正をします。

添削で書かれた物の内容や質を良くする作業に対して、校正は誤字・脱字や構成の矛盾を正す、いわば文章の基本的な手直しをする作業となります。

また、校正という言葉は上記の意味合いだけでなく、計器類の狂いや精度を標準器と比べるという意味も備えています。

校閲

校閲とは、文章に書いている内容を事実に基づいて比較や確認をし、その間違いを正す作業のことです。

資料などに基づいて、固有名詞の誤りや歴史や事件など、実際に起こった出来事の因果関係が内容と矛盾していないかを確認します。

加えて、無許可の引用や差別表現がないか確認するのもこの校閲の作業となります。

先の校正作業は、文章の基本的な確認のみに対して、この校閲作業はそこから更に内容の事実誤認を確認するものとなるので文章を読み込み、内容を把握する必要があります。

文章を読み解き、修正するという点では添削と似ていますが校閲はあくまでも「文章内の事実に誤りや不適切な表現はないか」を確認する作業なので添削とは違った作業となります。

修正

修正とは、不十分・不適当と思われる部分を改めるという意味です。

この修正は校正や校閲と違い、改める対象が必ずしも全面的に間違っていなくても使用することができる言葉です。

例として「Aという企画案をより良いものにするべく、外部の意見を集めその案を修正する」といったものは「A案をブラッシュアップする」という意味合いで修正という言葉を使用しています。

これは添削の「対象をより良いものにする」ということと非常に似ていますが、添削は対象となるのが文章全般に対して修正は文章だけでなく意見や考え方、方向など幅広いものが対象となります。

添削の言い換え

添削の言い換えは赤入れ(あかいれ)という言葉となります。


赤入れの赤は添削を行う際、記入した箇所を目立たせるため赤ペンや赤鉛筆を使用することからきております。

赤の時は朱となり「朱入れ」と表記されることもあります。

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