みみごの意味とは?方言上の意味や、観光名所、耳掃除の注意点なども併せて解説!
みみごの意味とは?
みみごとは、耳巧者(みみごうしゃ)の略であり、耳学問で色々なことを知っていること、あるいは知っている人を意味する言葉です。
あまり「みみご」という略語で使うことはありませんが、方言や日常会話の中ではフランクに使うこともあります。
みみごの方言での意味
みみごには方言での意味もあります。
地域によっては、耳巧者よりも、こちらの方言の意味の方が有名でしょう。
福岡県や長崎県の方言では、みみごは耳垢という意味を持ちます。
「みみごのせいで耳の中がゴソゴソする」などの表現で使われます。
みみごという名前を持つ観光名所とは?
広島県尾道市因島には耳明(みみご)神社という観光名所があります。
日本でも珍しい耳の神様であり、祈禱まで行えるのは日本で唯一この神社だけだと言われています。
元々は孫の耳が聞こえなくなったため、おばあさんがこの神社に「耳を治してください」とお願いした、だんだんと聞こえるようになったことから信仰を集めるようになったと言われています。
耳明神社は参拝の作法が他の神社とは異なることでも有名です。
一般的な神社では「二礼二拍手一礼」が参拝の作法ですが、耳明神社の場合は「耳明さん、耳明さん」と唱えながら、右の柱をこぶしで軽く叩くことを3回繰り返します。
その後、願い事をするのが耳明神社の参拝の作法です。
また、耳の形に似ていることから、祈祷の際にはサザエを奉納することもあります。
その際、サザエの殻の中には酒と米を入れてお供えするのが一般的です。
耳掃除をする際の注意点は?
みみご(耳垢)があると気になって、頻繁に掃除してしまう人もいますが、耳掃除には以下の注意点を覚えておかなければなりません。
奥まで掃除をしない
耳掃除をする際には、あまり奥まで掃除をしないようにしましょう。
奥まで綿棒などを突っ込んでしまうと、出てきた耳垢を押し込んでしまい、かえって耳の中が汚くなってしまいます。
また、耳垢が溜まりやすくなるだけではなく、耳の中を傷つけて外耳道から感染して炎症を起こす恐れもあります。
そのため、奥の耳垢を取り出すのではなく、外に出てきたものをふき取るくらいの意識で行うようにしましょう。
強い力で行わない
また、傷を作る原因になりかねないので、耳掃除は強い力で行わないように注意することも必要です。
柔らかい綿棒などを使っていても、強い力で耳掃除をすると耳の中を傷つけてしまいます。
これでは固い素材のものを使った場合と同様に、傷をつけて感染の原因になるので注意してください。
頻繁に行わない
外耳道はかなり狭い箇所のため、頻繁に触ると皮膚が弱くなり傷ついてしまう恐れがあります。
そのため、耳掃除は2~3週間に1度くらいの頻度に抑えておくと良いでしょう。
あるいは、月に一度であっても問題ないと言われています。
また、月に一度行う場合であっても奥まで綿棒などを入れず、あくまで外に出てきた耳垢をふき取る程度に抑えておくと良いでしょう。