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縁起のいい動物といえば?鳥や虫も含めて、開運・金運など目的別に解説します

(公開日: 2023年2月26日)

縁起のいい動物(開運)

猿は世界中の昔話や神話によく登場する動物です。

日本でも「猿」は「去る」、つまり「不幸が去る」動物であると言われてきました。

岐阜県にはこの猿の赤ちゃんをモチーフにした「さるぼぼ」というお守りもあります。

日本ではお店の軒先などに狸の置物をよく見かけます。

この狸は古来から縁起物であるとされ、日本人に親しまれてきました。

「たぬき」=「他抜き」と考え、他を抜いて商売が繁盛すると信じられてきたのです。

龍は架空の生き物ですが、掛け軸や置物などに描かれている事が多いです。

風水においても最上級の幸運を表すと言われています。

天高く昇っていく龍は、全ての力の源であり、陽のパワーを放つものと信じられているのです。

虎は昔から邪気を払い家を守ってくれる存在であると言われてきました。

また「1日で千里を行き、千里を帰る」という言葉があるように、非常に生命力が強い生き物です。

このことから旅の安全を象徴するとも考えられています。

蝙蝠(こうもり)

蝙蝠は「福を招く生き物」であると言われています。

中国では蝙蝠の「蝠」と「福」は同じ読み方をします。

また、漢字も似ていることから幸運の象徴であるとされてきました。

フクロウ

フクロウは昔から縁起のよい鳥だと考えられてきました。

語呂合わせで「不苦労」と書き、苦労せずに暮らせるとされているのです。

また、夜行性で暗い場所でも物が見えることから、開運のイメージがついたようです。

雨が降る前に蛙が鳴いているのをよく耳にします。

蛙が鳴くと雨が降る=豊作の印であるとし、古来から蛙は幸運を招く生き物だと信じられてきました。

また「無事に帰る」など、安全祈願の象徴としても扱われています。

トンボ

トンボは前にしか進む事ができず「決して退かない」ことから、勝ち虫と呼ばれてきました。

戦国時代には武士もトンボを好み、武具や羽織にトンボのデザインをよく取り入れていたようです。

また、仕事運アップの生き物とも言われています。

テントウムシ

テントウムシは漢字で「天道虫」と書きます。

太陽のことを「お天道様」と言い、そのお天道様に向かって上へ飛んでいくことからこのように呼ばれているのです。

そのため、昔から神の使いであり縁起のよい生き物とされてきました。

フンコロガシ

フンコロガシと聞くと、あまりよいイメージを持たないかもしれません。

しかしフンコロガシは大変働き者の昆虫です。

古代からエジプトでも縁起のよい生き物とされており、特に仕事運アップの暗示だと言われています。

蝶々

蝶々は幼虫からサナギになり、美しい成虫へと変化します。

そのことから何度失敗してもチャレンジを繰り返すことで、最終的に成功に辿り着くことの象徴だとされています。

古くから着物などのデザインに取り入れられ、愛されてきた生き物です。

古来から鶏は神の使いであると言われ、大切にされてきた生き物です。

朝早くに鳴くことから「明けの鳥」という別名が付いています。

1日の始まりや新年に声を上げ、新しい道を開いてくれる鳥なのです。

孔雀

孔雀は大きな羽を持っています。

その羽を広げる姿が「末広がり」であり、開運の象徴とされてきました。

また、羽に目のような模様があるので魔除けの鳥とも言われています。

鷲は空に向かって高く舞い上がることから、運気上昇の鳥であると言われています。

ネイティブアメリカンの間では神に近い鳥と信じられてきました。

また、自由の象徴でもあり国旗のデザインに取り入れている国もあります。

中国には「鯉が川を上って龍になる」という言い伝えがあります。

日本でこいのぼりを立てる習慣が始まったのも、その言い伝えが元になっているのです。

小さな鯉が立派な龍になる、つまり出世の象徴であると考えられています。

縁起のいい動物(金運)

古来から蛇は神様の使いであると言われてきました。

特に金運上昇の象徴であるとされ、蛇皮の財布を持っていると金運が上がるという説もあります。

また、昔は蛇の抜け殻を財布に入れて持ち歩く人もいたようです。

猫の縁起物グッズといえば招き猫です。

商売繁盛のご利益があるとされ、お店の前などによく飾られています。

右手を上げている猫はお金を招き、左手を上げている猫はお客さんを招いてくれるようです。

豚は世界中で幸福をもたらす動物であると考えられています。

日本では特に金運上昇の象徴とされ、貯金箱にも豚のデザインが多く取り入れられます。

また、「豚豚拍子(とんとんびょうし)」の語呂合わせから、物事がスムーズに進むようになるとも言われています。

馬は昔から荷物を運んだり人を乗せたりと、日本人の生活に欠かせない生き物でした。

風水では金運アップの象徴とされ、大切にされています。

馬は生まれてすぐに立ち上がる事ができるため、出世のイメージが定着したと言われています。

金魚

金魚は室町時代に中国から日本に伝わってきた生き物です。

中国で金魚は「チンユイ」と発音し、これが「金余」という言葉と同じ発音であることから、「お金が余る」つまり金運の象徴とされてきたのです。

また、紅白の金魚はその色から「おめでたい魚」であると言われています。

蟹が泡を吹いている様子がお金が湧いてくるように見えることから、金運アップの生き物と言われています。

また、はさみを動かす様子も福を招いているように見えます。

中国では昔から蟹を食べると試験に合格できると信じられてきました。

黄金虫

黄金虫は黄金に輝いていることから、金運アップの生き物と言われています。

古くから重宝されており、お金を引き寄せると信じられてきました。

夢に現れると金運アップの予兆であるとも言われています。

玉虫

玉虫も古くから金運アップの生き物として知られてきました。

また、邪気を払い不運を回避する生き物であるとも言われています。

玉虫の体が虹色に輝いていることから、玉虫を見た後に虹を見るとさらに運気がアップするという説もあります。

蜘蛛

蜘蛛は神様の化身とされる生き物です。

特に「朝の蜘蛛は殺すな」という言葉があるように、日本では蜘蛛をむやみに殺してはいけないと信じられてきました。

蜘蛛の巣は様々なものを捕まえる事ができるため、金運アップの象徴と言われているのです。

縁起のいい動物(子孫繁栄)

犬は子どもをたくさん産み、安産であることから子孫繁栄の象徴とされています。

鳴き声にも魔除けの効果があると言われ、神社の狛犬も魔除けの意味で置かれています。

古くから「霊獣」として大切に扱われてきた歴史があります。

日本には「ねずみ算」という言葉があるように、ねずみは多くの子どもを産む生き物です。

そのため子孫繁栄の縁起物とされてきました。

海外でも「幸せな家族の象徴」と言われ、結婚式に鼠の置物が飾られたりしているようです。

兎は非常に繁殖力が強い動物です。

このことから、子孫繁栄のシンボルとされてきました。

また、「兎」の文字が「免れる」に似ているので縁起がよいとも言われています。

ヤモリ

ヤモリは漢字で「家守」と書きます。

文字通り、家を守り幸運を運んでくれる生き物だと考えられてきました。

ヤモリが姿を表す家は安泰で子孫繁栄が続くと信じられてきたのです。

カマキリ

カマキリは古来から幸運を運ぶ存在であると言われてきました。

卵から一度に多くの子どもが生まれることから、子孫繁栄のイメージもあります。

また、獲物を狙っている様子が手を合わせて拝んでいる様子に似ていることから、「拝み虫」とも呼ばれています。

蝉は長い間地中にいてじっと耐えていることから、忍耐の象徴とされています。

長い地中での時間を過ごし、子孫を残すために短期間外に出ます。

このことから子孫繁栄にご利益がある生き物と言われています。

猪は大変力強く多産であることから、子孫繁栄の縁起物として扱われてきました。

招福グッズにも猪がデザインされた物が多く存在します。

平安時代には、亥の日亥の刻に食べると子孫繁栄が叶うとされる「亥の子餅」も登場しました。

コウノトリ

子宝と言えばコウノトリが有名です。

これはドイツの言い伝えが元になっています。

安産祈願子宝祈願のお守りにも、コウノトリを描いたものが多く見られます。

オシドリ

「オシドリ夫婦」という言葉があるように、オシドリはオスとメスの仲がとてもよい鳥です。

そのため夫婦仲や子宝に恵まれる象徴と言われてきました。

花嫁衣装などにもオシドリがデザインされている事があります。

縁起のいい動物(長寿)

鶴は古来から長寿の象徴と言われてきました。

野生の鶴の寿命は実際には20年〜30年ですが、それでも鳥の中では長寿です。

病気回復のお守りである千羽鶴も、「千羽折ると寿命が伸びる」という言い伝えが元になっているようです。

古来中国では、亀は仙人が住んでいる土地の使いと言われていました。

「仙人=不老不死」というイメージから、亀は長寿の象徴となったのです。

また、古くから亀の甲羅は吉凶を占う道具として使われてきました。

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