土曜日の英語や外国語表現や由来とは?
土曜日とは
土曜日とは、月曜日~日曜日までの一週間のうちの一日のことです。
一週間の最終日としても知られています。
土曜日を外国語で言うと
外国語で土曜日は何というのか、様々な国の言葉で見ていきましょう。
英語
土曜日を英語で言うと "Saturday" で、「サタデイ」と発音します。
この "Saturday" という呼び名は、ローマ神話に登場する農耕の神 サターン(Saturn)に関係しています。
スペイン語
スペイン語で土曜日は "Sábado" です。
読み方は「サバド」で、発音記号のついている "á" の部分にアクセントを置きます。
安息日を意味する "Sabbatum" が語源となっています。
フランス語
フランス語で土曜日は "Samedi" で、読み方は「サムディ」です。
語源は "Sambati dies" で、こちらも安息日を意味します。
ロシア語
土曜日はロシア語で "Суббота" で、読み方は「スボータ」です。
その語源はスペイン語と同じくラテン語の "Sabbatum" です。
ドイツ語
ドイツ語で土曜日は "Samstag(ザムスターク)" または "Sonnabend(ゾンアーベント)" と言い、"Samstag" は「休息日」を、"Sonnabend" は「日曜日の前夜」をそれぞれ意味します。
イタリア語
イタリア語で土曜日は "Sabato" です。
読み方は「サバト」で、ロシア語やスペイン語と同じように "Sabbatum" がその語源となっています。
中国語
土曜日を中国語で言うと「周六(ヂョウリィゥ)」または「星期六(シンチーリィゥ)」です。
「周六」の「周」は「週」の字が簡略されたものだと言われています。
韓国語
韓国語で土曜日は「토요일」と言い、読み方は「トヨイル」です。
「토」は「土」、「요일」は「曜日」をそれぞれ意味していて、SNSなどでは「토욜」と省略して表記されることもあるようです。
曜日の歴史
平安時代に空海によって唐から持ち帰られたことがきっかけとなって、日本にも曜日の文化ができました。
「日月火水木金土」という曜日もその時に伝わったものです。
明治時代に入ってから各国と休日の取り方を合わせることになり、そこから一気に曜日というものが人々の生活に根付くようになりました。
土曜日に関する豆知識
ここからは、知っていると面白い土曜日に関する豆知識をいくつか簡単にご紹介していきます。
カレンダーで土曜日が青色表記なのはなぜ?
カレンダー上で土曜日が青色で印刷されるようになったのは、1973年に起きた第一次オイルショックが原因です。
昭和の頃までは「半ドン」と言って土曜日は半日出勤することになっていましたが、このオイルショックが起こって以来土曜日を丸一日休日とする企業がどんどん増えたため、それに伴ってカレンダーの色も分かりやすくする必要がありました。
とは言え、当時はまだ赤・黄・青・黒の4色しか印刷に使うことができませんでした。
既に赤・黒は日曜日と平日に使っていたため、「黄色は見づらい」という理由から青が採用され、そこからカレンダーの土曜日の欄は青色で印刷する文化が定着しました。
土曜日が休日になったのはいつから?
完全週休二日制が官公庁によって導入されたのは1992年のことでしたが、それ以前から週休二日制を取り入れる企業が少しずつ増えていたようです。
一番最初に週休二日制を採用したのはパナソニック(当時:松下電器)で、1965年4月中旬頃から土曜日が休日となりました。
また小学校・中学校・高等学校でも2002年から土曜日は完全休校となりましたが、子どもの学力の低下改善のために2013年からは小学校での土曜日授業が再度行われつつあるようです。
半ドンについて
半ドンとは、午前中に業務や授業を行なって午後からは休みであることを意味する言葉です。
半ドンの「ドン」は休日・日曜日を意味するオランダ語の "zondag" に由来していて、この "zondag" と「半分」が合わさって「半ドン」という言葉が生まれました。
土曜日に業務・授業があった時代にはよく使われていた言葉ですが、土曜日が休日となってからは徐々にその存在が薄くなっていきました。
安息日について
安息日とは休みを取って礼拝などの儀式を行なう日で、金曜日の日没~土曜日の日没までのことを指します。
キリスト教やユダヤ教において神様は六日かけて天地を創造し七日目に休息を取ったとされていますが、この休息日に当たる日を聖なる日として休息日に定めました。
「シャバット」または「サバット」と呼ばれています。
安息日には仕事はもちろん、電気や火を使うような作業も禁止。
車に乗ってどこかに出かけたりスマートフォンやパソコンを使うというのもNGなので、家で静かに過ごしたり家族・友達と楽しく過ごすというのが一般的です。
安息日にはお店も全て閉まっているようなので、必要な買い物は安息日までに済ませておく必要があります。