虹色は7色ではない!世界で違う色の数
- 虹はどうやってできる?どんな時にできる?
- 虹が7色に見える仕組み
- 虹色はどんな順番で並んでいる?
- 虹色は実は7色ではない?世界での色の数
- 虹の外国語表記
- 虹に関する日本のことわざ
- 虹に関連する外国のことわざ・言葉
虹はどうやってできる?どんな時にできる?
雨が降ると虹を見ることがありますが、実は空気中の水滴が太陽光を反射・屈折することでできています。
これは大気光象と言って太陽光や月光が反射・屈折・回折などをすることで生じる現象だと言われており、彩雲などもこの一種です。
虹が7色に見える仕組み
虹は日本では赤色・オレンジ色・黄色・緑色・青色・藍色・紫色の7色だと認識されています。
これは、太陽光が水滴の中を通る時に7色に分かれるためです。
虹色のカラーコード
虹色のカラーコードはそれぞれ以下の通りです。
赤色:#FF0000
オレンジ色:#FFA500
黄色:#FFFF00
緑色:#008000
青色:#00FFFF
藍色:#0000FF
紫色:#800080
これをベースにしてトーンを更に濃くしたり明るくしたりと、自身の好みで調整すると良いでしょう。
虹色はどんな順番で並んでいる?
虹色は、一番外側から赤色・オレンジ色・黄色・緑色・青色・藍色・紫色の順で並んでいると言われています。
これは太陽光の屈折角度が色ごとに異なるためです。
この時、屈折角度は変わることがないのでいつどこで虹を見ても順番が変わることはありません。
虹色は実は7色ではない?世界での色の数
日本では虹色は7色だとされていますが、国が違えば虹色が何色かというのも異なります。
ここからは、国ごとの虹の色の数を見ていきましょう。
アフリカ・南アジアの一部部族:2色
台湾の一部部族:3色
ロシア・インドネシア・その他東南アジア:4色
フランス・ドイツ・中国・メキシコ:5色
イギリス・アメリカ:6色
オランダ・イタリア・日本・韓国:7色
アフリカの一部部族:8色
国によってこんなにも虹の色の数が異なることに驚いた方も多いと思いますが、これはそれぞれの国で色の認識やその色を表す言葉の有無などに左右されるからだと考えられています。
しかし、虹を見た時にそれが何色であるかは個人個人で微妙に異なります。
多く見える人もいれば少なく見える人もいて、どれが正しくてどれが間違っているということもないため、その違いを楽しむくらいの心持ちでいても良いでしょう。
虹の外国語表記
ここでは、虹の外国語表記をご紹介していきます。
英語:rainbow
スペイン語:arco iris
フランス語:arc en ciel
ロシア語:paдyгa
ドイツ語:regenbogen
イタリア語:arcobaleno
中国語:彩虹
韓国語:무지개
虹に関する日本のことわざ
ここからは、虹に関連する日本のことわざをご紹介します。
白虹日を貫く
「白虹日を貫く」とは、家来の立場にある者が君主に刃向かい反乱を起こす前兆のことを意味します。
実はこのことわざに出てくる白い虹は兵士・武器、太陽は君主をそれぞれ表していて、白い虹が太陽を貫くように空にかかる様子がまるで兵士が君主を倒すかのように見えるとされています。
四文字熟語では「白虹貫日(はくかんこうじつ)」と書きますが、「天に心が伝わること」という意味も持つので併せて覚えておきましょう。
朝虹は雨夕虹は晴れ
「朝虹は雨夕虹は晴れ」とは、朝に虹が出ればその日は雨が降り夕方に虹が出れば翌日は晴れだという意味のことわざです。
朝虹が出るのは西の方角で雨が降っている時に東の方角から太陽が出てその光を受けるから、夕虹が出るのは東の方角で雨が降っている時に西の方角は晴れているからだとされていて、きちんと科学的根拠に基づいていることが分かります。
このことわざに関連して「朝虹に川越すな(雨が降るから川を渡るような遠出をしてはいけない)」などの言葉も存在します。
虹に関連する外国のことわざ・言葉
最後に、虹に関連する外国のことわざを簡単にご紹介します。
No Rain, No Rainbow
日本でも有名な虹に関する英語のことわざで、「雨が降らなければ虹を見ることはない」つまり「辛いことがあったとしても必ず良いことがある」という意味です。
この言葉は楽曲名としても多々使われており、とても人気のある言葉だと言えます。
You'll never find a rainbow if you're looking down.
これは映画俳優として活躍したチャールズ・チャップリン氏の言葉で、「下を見ていたら決して虹を見ることはない」という意味です。
落ち込んでいる時にも勇気づけられるとして、彼の作品や言葉はどれ程の時が経っても多くの人から愛されています。