ぼうぶらの意味とは?使い方やその地域の有名な他の方言も紹介!
ぼうぶらの意味
ぼうぶらとは山口県では「カボチャ」を意味する言葉です。
一方、福岡弁でも「ぼうぶら」という方言があります。
これは「ぶらぶらしていて役立たず」という意味を持ち、人に対して使われる言葉です。
ぼうぶらの使い方
ぼうぶらの使い方を、それぞれの県ごとに紹介します。
ぼうぶら買ってきて!(山口県)
山口県の場合、「カボチャ買ってきて!」は「ぼうぶら買ってきて!」と言います。
標準語のボーフラと響きが似ているので注意が必要でしょう。
ほんにぼうぶらじゃ!(福岡県)
福岡県で「ほんにぼうぶらじゃ!」と言われた場合は「本当に役立たずだな!」や「本当に使えない奴だ!」という意味になります。
相手から言われた場合、その相手はかなり怒っているので真剣に謝った方が良いでしょう。
山口県でのぼうぶらのその他の言い方
山口県では、カボチャのことを「ぼうぶら」以外の言い方で表現することもあります。
ぼーぼら
「ぼうぶら」をもう少しなまらせると「ぼーぼら」という発音になります。
ぼーらん
地域によっては「ぼうぶら」ではなく「ぼーらん」と発音することもあるようです。
なんきん
「カボチャ」を漢字表記にすると「南瓜」ですが、これを音読みして「なんきん」と呼ぶこともあるようです。
ただし、これは山口県内に限ったことではなく、標準語の一つです。
その他の有名な方言
山口県と福岡県で使われている、その他の有名な方言を紹介していきます。
せんない(山口県)
「せんないわ~」は、山口弁で「疲れたわ~」という意味を持つ方言です。
「しんどい」や「疲れた」ということを表現したい時に使われます。
めぐ・めげる(山口県)
「めぐ」や「めげる」は「壊れた」という意味を持つ方言です。
「ここ、めげちょるよ」と言われたら「ここ、壊れてるよ」という指摘だと解釈して良いでしょう。
てご(山口県)
「てごせーて!」と言われた場合「手伝って!」という意味です。
他にも「てごがほしい」と言われた場合も「人手がほしい」や「ちょっと助けてほしい」というニュアンスになります。
すらごつ(福岡県)
「すらごつ」は福岡では「嘘」という意味を持つ言葉です。
また、同様の方言で「嘘つき」のことは「すらごついー」や「すらごちぃー」と呼びます。
「あいつ、すらごついーだよ」と言われたら「あの人は嘘つきだから気を付けてね」という忠告だと思って良いでしょう。
よーきんしゃった(福岡県)
「よーきんしゃった」は接客業でも使われる言葉で「よくいらっしゃいました」という意味を持ちます。
ただし、砕けた表現ですので高級なホテルなどでは使われず、昔からある商店街や民泊などでフランクに使われる表現です。
似た響きを持つ方言に「きんしゃい」というものがありますが、これは「おいで」という意味を持ちます。
「ここに来てください」を「ここにきんしゃい」というように表現します。