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パロディの意味とは?類義語や対義語を語源と併せて解説

(公開日: 2023年4月11日)

パロディの意味とは?

パロディとは、著名な作家が創作した芸術作品や偉人や著名人の演説、名言発言等を模倣したり作り変えることを意味する言葉です。

模倣と言っても単にアレンジを加えるのではなく、ユーモアや風刺、批評などの目的を持って作り変えられたものが現代においてのパロディの定義とされています。

パロディの語源

パロディは真似歌を意味するギリシャ語の「παροδια(英語表記でparodia、読み方はパロディア)」が語源です。

この言葉はギリシャの哲学者であるアリストテレス(紀元前384年〜322年)が、創作に関して論じた著書「ペリ・ポイエーティケース(日本では詩学と訳される)」内に登場したのが初出とされています。

パロディの類義語

パロディは既存の作品や演説などの発言を風刺などの目的を持って真似ることを意味しています。

この模倣や、真似という意味合いを持つ言葉は多数存在します。

いくつかの類義語をパロディとのニュアンスの違いと共に紹介します。

オマージュ

オマージュとは、パロディの類義語のひとつとされる言葉です。

大きな意味合いとしてはパロディのそれと大差ないですが、オマージュは「影響を受けた元の作品やその創作者を尊敬している」という感情を持っていることが大前提となっています。

したがってオマージュは尊敬を意味する「リスペクト」と同じ意味合いで用いられることもあります。

パクリ

パクリも模倣を言い表す言葉のひとつとして用いられますが、パロディとの大きな違いとしてパクリは「元となる作品をそっくりそのまま自身が創作したかのように世に出す」という点が挙げられます。

パクリという言葉が盗むを意味する「パクる」が由来となっていることから、パクリは「盗作」や「盗用」といったネガティブな意味合いで使用されることが多い言葉です。

二次創作

二次創作は、元となる創作作品から登場人物や設定などに自身の解釈や設定を加えて新しく生み出された作品物のことを指す言葉です。

サブカルチャーの分野においては、既存のアニメや漫画作品のキャラクターを用いてファンが創作する同人誌がその主な例となります。

パロディの対義語

パロディが模倣の意味合いをはらんでいる言葉ということから、その対義語は以下となります。

オリジナル

オリジナルはパロディの対義語のひとつで、楽曲や詩、小説や脚本などの創作物において編曲や脚色、翻訳など第三者の手が加わっていない状態のものを指します。

またオリジナルは「独自」という意味もはらんでおり、上記の創作物だけでなく「独自で一から作り上げたもの=オリジナル」として、幅広い分野でも用いられています。

原書

原書(げんしょ)とは、主に文学の分野において翻訳や書写され出版された作品の大元となった作品を指す言葉です。

日本においては外国の、特に英語を用いた欧文の書物(いわゆる洋書)がこれに該当します。

パロディ作品の例

好色一代男

好色一代男(こうしょくいちだいおとこ)とは、井原西鶴が1682年(天和2年)に発表した文学作品です。

本作は主人公の設定や物語の構成に「源氏物語(作:紫式部)」や「色道大鏡(作:畠山箕山)」といった日本の古典作品を用いてパロディ化しています。

3年Z組銀八先生

3年Z組銀八先生(さんねんずぃーぐみぎんぱちせんせい)とは、2004年から2018年まで週刊少年ジャンプ(集英社刊行)にて連載されていた空知英秋作の銀魂(ぎんたま)の派生作品です。

この作品は本編に登場するキャラクターをそのまま流用し、世界観だけを現代の学校を舞台に変えているため「学園パロディ」に該当します。
また、タイトルもドラマ「3年B組金八先生」をもじったパロディとなっています。

イグノーベル賞

イグノーベル賞とは、ノーベル賞のパロディとして1991年にコラムニストで雑誌編集者のマーク・エイブラハムによって創立され「人々を笑わせ、考えさせられた研究」に対して与えられる賞です。

オリジナルのノーベル賞に対し「裏のノーベル賞」とも呼ばれています。

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