自重の意味は?使われる場面や例文を紹介

自重(ネット用語)の意味
ネット用語での自重とは、自分自身で軽々しい言動をとらないことを意味する言葉です。
本来の自重には「自分の品位を保つように気を付けること」や「病気やケガをしないように気を付けること」という意味がありますが、ネット用語の場合は意味が違います。
SNSなどで反感を買わないように気をつけたり、あるいは少し落ち着いたりすることを「自重する」と言います。
言葉の意味は普段使いの自重と似ていますが、少しニュアンスが異なるので使い分けをする必要があります。
自重が使われる場面
2つの代表的な場面を紹介していきます。
災害が起きた時
災害が起きた時は、多くの人が「ちょっと自重する」というような使い方をします。
たとえばSNSでは自分のゲームの結果や趣味の呟きをする人が多いですが、大災害の時は被災者がそういった投稿を見て嫌な気分になるかもしれません。
そういった事態を避けるために「災害が落ち着くまではゲームの話は自重します」という使い方をします。「自粛」と同じような意味だと覚えておくといいでしょう。
また災害発生直後ではなく、災害が起きた日と同じ日には毎年自重する人もいます。
テンションが上がっている時
災害などとは無関係に自重という言葉が使われることもあります。
誰しも嬉しいことがあった時はテンションが上がるものですが、そのテンションが上がりすぎている時に「ちょっと疲れたから自重する」という言葉を使います。
他にも競争率の高いライブのチケットに当選した時などは、自慢し続けると嫉妬されて反感を買ってしまう恐れもあります。
そのため「嬉しいけどちょっと自重する!」という人もいます。
自重を使った例文
自重を使った例文を具体的に紹介します。
ちょっと自重します
「ちょっと自重します」という使い方は、テンションが上がっていて自分自身でも制御できなくなった時に使われることが多い表現です。
「喜びすぎたので自重します」や「嬉しすぎて体力が持たないので自重します」と、ちょっと面白い表現で使われることも少なくはありません。
ただし本当に自重するのではなく、完全に喜びを表現した上で「満足したのでもうやめます」と同じようなニュアンスで使われることもあります。
さすがに自重しろ
誰かの態度に対して「さすがに自重しろ」や「自重すべき」という使われ方をすることもあります。
これは多くの場合、事件や事故、災害が起きた時に不謹慎な投稿をしている人を諫める場合に使われます。
「見ている人の気持ちを考えた方がいい」や「被害者の気持ちを考えた方がいい」という意味を持つ言葉です。
また、こちらの表現はテンションが上がりまくっている人に対して使われることもあります。
その場合は「ちょっと落ち着け」というニュアンスの表現になります。