イキるの意味とは?

イキるの意味
イキるとは、若者が格好良いと思って虚勢を張ることを意味する言葉です。
やや傲慢な態度を取っていて疎ましいというニュアンスで使われることがほとんどです。
ネットスラングの一覧にも収録されています。
イキるの由来・語源
イキるは関西の方言「粋がる」が語源となった言葉です。
「粋がる」は、さも自分が粋であるかのように振舞うという意味で、それが徐々に「イキる」に変化したのではないかと考えられています。
イキるの類語
イキるの類語として、「調子に乗る」「強がる」などが挙げられます。
いずれも無理をして虚勢を張っていることを表現したい時に使われることが多く、あまり良い意味を持つ言葉ではないと言えます。
イキるの英語表現
イキるを英語で表現すると "full of oneself" です。
"full of" だけだと「~のことでいっぱいである」を意味しますが、"oneself" がつくことで「自分のことばかり考えている」「思いあがっている」という意味になります。
"He is full of himself. (彼はイキっている/思いあがっている)" のように使うと良いでしょう。
イキるの例文と使い方
ここでは、イキるの例文をいくつかご紹介します。
例文1.『あいつ最近イキってる。』
「イキる」という言葉の使い方として一番多いのがこのフレーズです。
誰かにとあることで褒められたからそれに関するものについて何かとアドバイスをしてくる、まだ知識や経験が豊富とは言えない段階で自分はできると言い張るなど、言動と実力にギャップがある際に使われることが比較的多いと言えます。
例文2.『ネット上でイキリオタクに遭遇した。』
最近では「イキる」という言葉から派生して「イキリオタク」という言葉も誕生しました。
イキリオタクとは悪目立ちしているオタクを意味する言葉で、自分を「アニメのキャラクターに似ている」「女性からモテる」などと発言した場合に、他者から「イキリオタク」と言われることが多いです。
例文3.『イキりすぎだから少し落ち着いたほうが良い。』
他者をなだめる際にも、イキるという言葉は使われます。
基本的にあまり良い意味を持つ言葉ではないので他人に対して「イキる」という言葉は使わないにこしたことはありませんが、相手の言動があまりにも傲慢で周囲の人が迷惑を被っている場合は、あえてキツイ言葉を使って自身の過ちを気づかせる必要があります。
そのような時に「イキる」は適切な表現なのかもしれません。
イキってる人への対処方法
ここからは、イキってる人への対処方法を簡単にご紹介していきます。
対処方法1.できるだけ距離を置く
イキってる人と一緒にいるとストレスが蓄積され精神的疲労が増える一方なので、できるだけ距離を置いて離れるのが一番です。
普段は職場やプライベートでイキった態度を取っていても、実際はあまり自分に自信がなくその反動からのイキりという場合もあります。
そのためあからさまに距離を置いてみると、距離を置かれていることを敏感に察知し近づいてこなくなったり、自分自身の言動を見直してくれるかもしれません。
対処方法2.話を聞き流す
イキりな人の中には、話始めるとなかなか止まらない人もいます。
そのような人に捕まってしまった場合は、話をきちんと真摯に聞くのではなく聞き流しましょう。
きちんと話を聞いてくれる人とはまた話をしたくなるものですが、それはイキる人も同じです。
真摯に話を聞きコメントを返していては何度も何度も話を聞かされるはめになるので、自分を消耗しないためにもある程度聞き流すようにしましょう。
対処方法3.あえて踏み込んだ質問をする
イキる人の中には、自分がその分野についてとても詳しいかのように話を展開したり、上から目線で物事を言う人がいます。
それを真に受けず聞き流すというのも一つの手ですが、もしも相手よりも自分の方がそれらに精通しているのであれば、あえて踏み込んだ質問をしてみるのも良いかもしれません。
波風が立ったり険悪な雰囲気になることもありますが、イキった態度を改めてほしいのであれば専門的な質問をしてとことん追求すると、反省してそのような態度を取らなくなる可能性もあります。